両顎手術による「顎なし」の改善:小さすぎる下顎の治療法

下顎後退両顎手術

下顎が後退していわゆる「顎なし」でお悩みの患者さんは多くおりますが「下顎が後退している」といっても複数のタイプがあります。一つは面長でガミースマイルもあるタイプでアデノイド顔貌と呼ばれるタイプです。アデノイド様顔貌では下顎の大きさは平均的であることが多く、反時計回りオートローテーションの治療で顎・オトガイが前に出て顔が短くなり非常に整った美しい顔に近づくことが可能です。

一方、この記事では下顎骨が生まれつき「絶対的に小さい」患者さんです。このように下顎骨自体が小さい患者さんはガミースマイルではないことがほとんどで面長感はアデノイド顔貌と比べるとあまりなく顔が小さめであることも特徴となります。

下顎後退(下顎骨が絶対的に小さいタイプ)の両顎手術+オトガイ形成症例

下顎後退(下顎骨が絶対的に小さいタイプ)の両顎手術の症例を見てみましょう。

患者様は再矯正で当院は3回目の矯正治療でした。治療プラン:抜歯済みで、下顎が絶対的に小さい、上下前歯の前後的なギャップ(オーバージェット)が認められるたため骨切り外科矯正にて下顎を前に出せると考えました。さらにオトガイ形成も行うことが患者様の主訴を改善するために有効と判断しました。

術後は顎が前に出てオトガイが浮き出ることで美しいEラインを達成しながら下顎後退が改善されました。患者さんは非常に満足されておりました。

下顎後退の両顎手術術前術後
両顎手術で下顎を前に出した症例の正面顔貌

【本症例の治療に関するリスク、期間、料金について】

主訴:過大なオーバージェット、2級不正咬合、下顎後退。20代の患者さんで下顎が絶対的に小さい患者さんでした。治療法:術前矯正は表側ワイヤー矯正にて行い、両顎手術とオトガイ形成術により外科的矯正治療を行いました。その結果、歯並び・咬合だけでなく美しいEラインも達成できました。

本症例のリスク:外科矯正の基本的なリスクとして知覚麻痺や腫脹があり、上顎の移動方向・移動量によっては鼻の変形が起きる可能性があります。入院が1週間程度必要です。骨切りによる外科的矯正においても後戻りする可能性があります。矯正治療のリスクに関しては、歯磨きがしにくくなる、歯根吸収が起きうる、装置によっては発音に影響が出る、食事に制限が入る等のリスクがあります。 詳しくは https://facetalk.jp/risk-orthodontic-tx/

費用:矯正歯科における平均約100万円、外科処置に関する料金は両顎手術は約200万円 当院が外科矯正手術を依頼している東京警察病院の詳しい費用ならびに当院の詳しい費用は https://facetalk.jp/treatment-costs/
期間:約2年 https://facetalk.jp/treatment-costs/

※矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。

※当院では、自費診療による外科矯正治療を、形成外科・口腔外科と連携のうえ行っております。
保険適用での外科矯正治療をご希望の患者様につきましては、保険医療機関をご受診いただきますようお願い申し上げます。

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