歯並びの治療 矯正治療と審美歯科治療どちらを選ぶべき?

審美歯科と矯正歯科

矯正治療が歯を削る審美歯科治療より優れている点

矯正歯科は歯列矯正治療で歯を動かすことで歯並びを整え好ましい笑顔にします。天然歯を矯正する事でナチュラルな見た目となるだけではなくホワイトニングも容易にやることが可能です。人工歯が入っている場合にはホワイトニング後に白くなった天然歯の色調に合わせる必要が出る可能性があるため、その人工歯を作り変える費用も発生してしまいます。

クイック矯正? それは歯を削って治す審美歯科治療です

一方、一般に審美歯科や美容歯科はセラミックの歯に代表される差し歯を使って御自身の歯を削って整形することで歯並びを整えます。例えば受け口や八重歯、出っ歯を審美歯科で直す場合、その不正な歯を削り、歯の方向を大きく変える必要がある場合には神経も抜いて人工歯を入れて治療します。”クイック矯正”とネーミングしているものや矯正歯科治療と比べて極端に安い矯正治療(5万円とか)を宣伝している歯科クリニックは審美歯科治療を使用しています。

歯を削って人工歯を入れると年月とともに境目が目立ってくるリスクがある

歯並びを綺麗にするために審美歯科治療と矯正歯科治療をで迷う方もおられます。審美歯科治療が矯正歯科治療と最も異なる点は、審美歯科治療ではたとえ健康な前歯であろうと抜歯してインプラントまたはブリッジで歯並びを直すことを躊躇しないところです。人工の歯をいれるとどんなにうまい先生が施術したものでも10年先か20年先かわかりませんが差し歯が破損してきたり差し歯との境目が合わなくなったり歯茎が黒く見えてきたりします。矯正治療で天然歯を保存して歯並びを治すとこのような破損や不適合などは生じません。

歯を削る前に矯正治療で歯根をそろえるとよりキレイになる

アメリカでは歯に非常なこだわり持っているので審美歯科も花盛りです。しかし、彼らは差し歯を入れる前に矯正治療は当たり前のように行われていますので歯根の位置や歯茎の位置はそれほどずれていないのです。そのため日本で頻繁に目にするような歯根がバラバラなのに無理に削って人工歯をはめるような審美歯科治療では後で問題が生じやすいのです。

芸能人も矯正治療で削らない矯正治療を選択しはじめている

差し歯の見た目の問題にしても少し前の芸能人の前歯は期間と治療中の見た目の問題で審美歯科治療の方法で直しているのを多く見かけました。なぜなら人工の歯は色・彩度・明度が天然の歯とは違うのでどうしても分かってしまうからです(自分が矯正歯科医ということもあるのでしょうが)。最近はオールセラミックも精巧になってきていますがそれでも私は見分けが付きます。天然歯はホワイトニングもできますし、透明感もあって一番きれいなのです。

目立たない矯正装置が選択できる

最近は発音にも影響がないように表側矯正で透明の装置と白いワイヤーの組み合わせで歯並びを直している芸能人を頻繁に見るようになりました。もちろん裏側矯正でも治療できますし、違和感を軽減した上だけ裏側、下を表側の透明な装置という組み合わせ(ハーフリンガル)も人気です。インビザラインなどを使用した透明なマウスピース矯正でも通常は軽度~中程度の前歯のガタガタには使用することもできます。ただし、このマウスピース型の矯正装置は前歯のガタガタの程度が大きい場合や、上下左右に顎の関係のズレがあり、咬みあわせにも問題がある場合にはマウスピース矯正単独では矯正治療は難しいです。この場合には表でも裏でもいいので全部の歯にワイヤーを通す、通常の歯列矯正治療をお勧めします。

まず矯正治療、矯正治療が終わったら審美歯科治療の順番が王道

特に前歯で起こりやすいですが最初から差し歯がある場合、矯正治療で歯を動かしていくと歯茎から金属や歯根などの黒い部分が見えることがあります。また、奥歯では矯正治療中に削ることもありますし、矯正治療前のかみ合わせに合わせて作られた人工歯を新しいかみ合わせに合わせるため作り直す必要がありることもよくあります。当院ではこのような差し歯やブリッジ、義歯が入っている方の矯正治療はもちろん、その後の審美歯科治療(セラミックやジルコニア等)も含めて総合的な審美歯科治療を行うことが可能です。

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