矯正歯科治療が審美歯科治療より優れている点
自分の歯を活かして美しい歯並びをつくる治療
矯正歯科治療は、ご自身の天然歯を少しずつ動かすことで歯並びとかみ合わせを整え、自然で美しい笑顔を作る治療です。
「クイック矯正」は実際には矯正治療ではありません
一部の審美歯科や美容歯科では、「クイック矯正」という名称の治療が行われています。
しかし多くの場合、これは歯を動かす矯正治療ではなく、歯を削ってセラミックやジルコニアなどの人工歯を被せることで歯並びを整える審美歯科治療です。
例えば、出っ歯・八重歯・受け口などを審美歯科で改善する場合、歯の向きを大きく変える必要があるため
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歯を大きく削る
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神経を取る
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人工歯を被せる
といった処置が行われることがあります。
人工歯には将来的なメンテナンスが必要です
セラミックなどの人工歯は美しい素材ですが、永久的なものではありません。
時間の経過とともに
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差し歯の破損
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差し歯と歯の境目の変化
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歯ぐきの変色(黒ずみ)
などが生じることがあります。
一方、矯正歯科治療は天然歯をそのまま活かして歯並びを整える治療のため、このような人工歯特有の問題は起こりにくいといえます。
ご自身の歯を残すことは、見た目の自然さだけでなく長期的な健康にもつながります。
矯正治療で歯根を整えるとより美しい仕上がりに
アメリカなど審美歯科が発達している国では、セラミック治療を行う前に矯正治療で歯の位置を整えることが一般的です。
あらかじめ歯の位置や歯根の向きを整えておくことで
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歯ぐきのライン
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歯の位置関係
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審美的なバランス
が整い、より自然で美しい仕上がりになります。
矯正治療を行わずに歯の位置を無理に削って整える場合、後に歯ぐきや見た目の問題が生じることもあります。
目立ちにくい矯正装置も選択できます
近年は、見た目や発音への影響を考慮した矯正装置も多く開発されています。
例えば
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目立ちにくい表側の透明ブラケット矯正
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上だけ裏側・下は表側の装置を使うハーフリンガル矯正
など、ライフスタイルに合わせて治療方法を選ぶことが可能です。
治療の順番は「矯正 → 審美治療」が理想的
審美歯科治療を先に行ってしまうと、矯正治療を行う際に次のような問題が生じることがあります。
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人工歯と歯ぐきの境目が見える
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咬み合わせが変わることで人工歯の調整や再製作が必要になる
そのため、まず矯正歯科治療で歯並びとかみ合わせを整え、その後必要に応じて審美歯科治療を行うのが理想的な順序とされています。
虫歯治療中の歯がある場合は、矯正治療中は仮歯にしておき、矯正終了後に最終的な修復を行うことも可能です。
矯正治療後に必要最小限の審美治療を
矯正治療が終わった後に必要に応じて
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ホワイトニング
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セラミック・ジルコニア治療
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美容外科的な処置(オトガイや鼻など)
を行うことで、よりバランスの取れた自然な美しさを目指すことができます。
まずは矯正治療で歯並びとかみ合わせの土台を整えることが、長期的に美しく健康な口元を作るための大切なステップです。
※矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。








