口ゴボを改善:歯茎からの後退を目指す矯正治療

口ゴボ矯正治療症例3 側貌

口元が突出しているいわゆる「口ゴボ」の治療は矯正歯科治療ではワイヤーによるマルチブラケット矯正と歯科矯正用アンカースクリューを併用して後退させます。口元の突出(口ゴボ)に悩んでいる患者さんに対して小臼歯抜歯と歯科矯正用アンカースクリューを併用した矯正治療で前歯の歯根や歯茎を後退させる力(トルク)を効率的にかけながら前歯を後退させていきます。

マウスピース型(カスタムメイド)矯正歯科装置も矯正治療では使われますが、マウスピース型(カスタムメイド)矯正歯科装置の性質上、歯根を平行に移動させるのが難しく、移動の多くを前歯を内側に傾ける「傾斜移動」で動かしていきます。もっと詳しくマウスピース型(カスタムメイド)矯正歯科装置について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

以下に当院で行った典型的な口ゴボ単独を主訴として来院された患者さんの治療症例を提示します。これも小臼歯抜歯と歯科矯正用アンカースクリューを併用した矯正治療です。

口ゴボの実際の矯正治療例 口ゴボ治療症例1

【術前】

口ゴボ治療術前正面
口ゴボ治療術前スマイル
口ゴボ治療術前横顔

上下顎とも舌側マルチブラケット矯正装置で治療を希望され、歯科矯正用アンカースクリューを併用することで口元を後退させた症例です。一般に口ゴボの患者さんの特徴は横顔から見た時に上唇がドーム状に前に湾曲しているため口元のもっこり感があります。また、下唇とオトガイの間のカーブも直線的でS字状ではありません。

【術後】

口ゴボ治療術後正面
口ゴボ治療術後スマイル
口ゴボ治療術前横顔
口ゴボ矯正治療術前術後重ね合わせ

30代の患者さんでした。主訴は口元の突出感、空隙歯列がお悩みで来院されました。

治療法は、唇側マルチブラケット矯正装置を用いて上下4番小臼歯抜歯を行い、歯科矯正用アンカースクリューを併用した矯正治療で口元を後退させました。口元の突出感の改善とともに、唇が薄くなっていることに注意してください。基本的に、歯を前に出すと唇はめくれて厚くなり、歯を後退させると唇は薄くなります。上唇は-5mm後退し、下唇も-6mm後退し、上顎前歯は-8mm、下顎前歯も-8mm後退しました。鼻の真下(鼻下点)も後退しておりルフォーⅠ型やセットバック手術の後退と同様の効果を得ながら鼻の変形が起こらないことが確認できます。上下顎とも唇側、舌側の歯槽骨から変化していることが分かります。また、治療中の慎重なトルクコントロールにより適切な歯軸傾斜を維持しながら上顎前歯の平行移動(歯体移動)が歯槽骨とともに後退できていることがわかります。

口ゴボの矯正歯科治療症例2

口ゴボ矯正歯科治療

20代の患者さんで主訴は叢生と口元の突出(口ゴボ)でした。

治療法は、上下とも舌側マルチブラケット矯正装置を用いて上下4番小臼歯抜歯と歯科矯正用アンカースクリューを併用した矯正治療を行い叢生と口ゴボを治療しました。治療後は口元の突出感が改善し、口元の突出からくる唇のめくれ、いわゆる”タラコ唇”も解消され、唇が薄くなりました。口ゴボが解消されることで唇が閉じやすくなり口呼吸しなくなって患者さんは大変満足されていました。

矯正治療のリスク:歯磨きがしにくくなる、歯根吸収が起きうる、舌側マルチブラケット矯正装置は舌に与えるため発音に影響が出る、食事に制限が入る、歯科矯正用アンカースクリューが脱離する可能性等 詳しくは https://facetalk.jp/risk-orthodontic-tx/ 
費用:上下舌側マルチブラケット矯正装置 平均約140万円 詳しくはhttps://facetalk.jp/treatment-costs/
期間:2年程度

口ゴボ治療症例3

口ゴボ矯正治療症例3 正面
口ゴボ矯正治療症例3 正面
口ゴボ矯正治療症例3 側貌
口ゴボ矯正治療症例3 側貌
口ゴボ矯正治療症例3 スマイル
口ゴボ矯正治療症例3 スマイル

20代の患者さんです。主訴は叢生(歯の凸凹)、口元の突出(口ゴボ)でした。矯正治療前の顔は口元が突出し唇が内側からめくれて厚く見えます。横顔は顎が後退し口元の突出があるためEラインがはっきりしていません。スマイルの様子は歯並びが悪く凸凹があり前に突出しているため歯が大きく見えます。

治療方法:上下舌側マルチブラケット矯正装置を用い上下4番小臼歯抜歯をして歯科矯正用アンカースクリューを併用し口ゴボを歯槽骨から後退させ顔を伸ばさないようにしました。矯正治療を終えたときの顔は正面は歯茎から後退させたことにより人中を伸ばすことなく口をリラックスして閉じれるようになっていることがわかります。横顔は下唇とオトガイの間にくぼみができて口ゴボが改善し顎(オトガイ)がくっきりと出たことがわかります。スマイルは歯並びだけでなく歯が前に出ていたのが後退し自然なスマイルになっています。

下顔面の間延び感に関して歯科矯正用アンカースクリューを用いて治療したことで伸ばすことなく治療が完了していることがわかります。

矯正治療のリスク:歯磨きがしにくくなる、歯根吸収が起きうる、裏側矯正装置は舌に当たるため発音に影響が出る、食事に制限が入る、歯科矯正用アンカースクリューが脱離する可能性等 詳しくは https://facetalk.jp/risk-orthodontic-tx/ 
費用:上顎舌側/下顎唇側マルチブラケット矯正装置(ハーフリンガル) 平均約140万円 詳しくはhttps://facetalk.jp/treatment-costs/
期間:3年程度

※矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。

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