骨と歯に優しい矯正治療マッスル・ウィンズ法

受け口の非外科矯正治療

マッスルウィンズ法とは

当クリニックでは表側矯正治療はLF2(Low friction & Low force)システムを採用しています。LF2とは弱い力で歯を動かすことで骨もついてきやすく歯茎も下がりにくい治療コンセプトで従来のハイパワーな矯正治療とは真逆の治療になります。当クリニックのLF2システムに非常に大きな影響を与えた矯正治療法が2つあります。ひとつはデイモンシステムでもうひとつがこのMuscle Wins(マッスルウィンズ 以下MW)法です。MW法はDr.EtsukoKondo(近藤悦子 先生)が長年の臨床実績から紡ぎ出した矯正治療法で、次のようなことを世界に訴えています。

  1. 正常な呼吸機能を確立することが顎顔面頸部の筋肉が正常化するために必要である
  2. 機能と筋肉の働きが正常化すると関係する顎顔面、口腔内の骨が変化する
  3. その結果、整った顎の形や安定した咬み合わせが得られる
  4. 手術するリスクを大幅に減らすことができる

近藤先生は悪い咬み合わせはなぜそうなったのか根本の原因を考えることで、顔立ちと咬み合わせに関して本来正常だったはずの状態を取り戻すことを限りなく可能にしました。Muscle Winsとは矯正歯科業界の世界的権威だったアメリカの矯正歯科医の故Dr. TM Graberが、近藤先生の長年の臨床業績から導かれたこの革新的な治療法を称えて解剖学者のHarry Sicherの名言を引用したことに始まります。Muscle Winsとは、もし筋肉と骨が争えば常に筋肉が勝つ、すなわち筋肉の機能や状態に応じて骨の付き方や形は変わるという意味です。

実際の治療例

では、この革新的なMuscle Wins法を取り入れた矯正歯科医の治療とはどのようなものでしょうか?実際に院長の工藤がMW法で仕上げた症例の一部を見てみましょう。

ちなみに抜歯はしていません。従来、このような重度の受け口はMW法を理解していなければ手術になっているところです。もし手術でなければ下顎の抜歯になっていたでしょう。施術前の下顎の前突がなくなり、骨ごと引っ込んでいることがわかります。この治療は機能と筋肉が骨と調和した結果、非外科で歯だけではなく骨自体の形態を整えることで治りました

神経・筋肉を習慣的な弱い力に適応させると骨がついてくる

このように当クリニックではMW法を自分の臨床に取り入れたことで、呼吸と筋肉と調和する整った顔立ちと咬み合わせを手術しないで骨から整えることが可能になりました。機能と調和する骨は残るし、調和しない骨は吸収されていくのです。MW法によってこの患者さんは手術するリスクを回避できましたし顔立ちも整ってとても満足されています。MW法を取り入れることで私のLF2システムはさらなる高みへと洗練されたと思います。院長の工藤はMW法は後世に引き継がれなければならないと考えています。当院では整った顔立ちと美しいスマイルの基準も取り入れており、それらの基準に近づけるために最新のLF2システムを用いて一人でも多くの患者さんが整った顔立ちと美しいスマイルを取り戻すためのお手伝いができれば幸甚です。デイモンシステムのときのように近藤先生のMW法について今後、大学におられる先生方が論文を発表していくことでしょう。論文を読むのも楽しみではありますが、私はやはり臨床で実践して患者さんに喜んでもらいたいですね。

首のラインも整える

 

舌の正常な位置を確立するということは舌骨の位置ならびに舌骨筋群の緊張を適正にするということです。ですのでマッスルウィンズ法に基づいて治療した症例では口元や噛み合わせだけでなく首のラインまで整うことも良く見ます。

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